公共性の高い社会福祉協議会や自治体などのWEBサイトにおける効果測定で大切なこと

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社会福祉協議会や自治体などのWEBサイトは、公益性や社会貢献性が高いものです。しかし、その効果測定は一般的な商業的なWEBサイトとは異なる点があります。このコラムでは、公共性の高いWEBサイトにおける効果測定で大切なことや注意すべき点について、具体的な事例や方法を紹介します。

WEBサイトの目的や目標を明確にする

WEBサイトで達成したいことや得たい成果を具体的に設定し、それを検証できるように指標やツールを選択することが重要です。例えば、社会福祉協議会のWEBサイトの目的が地域住民や福祉関係者に対して社会福祉の情報やサービス、活動などを発信することであれば、アクセス数やページビュー数、滞在時間などの指標を用いて、Google Analyticsなどのツールでデータを収集・分析することができます。

WEBサイトの公共性や社会性を考慮する

社会福祉協議会や公共性の高い自治体などのWEBサイトは、一般的な商業的なWEBサイトとは異なり、公益性や社会貢献性が高いものです。そのため、効果測定では、単にアクセス数やコンバージョン率などの数値的な指標だけでなく、WEBサイトが地域社会に与える影響や価値などの質的な指標も考慮する必要があります。例えば、WEBサイトを通じて地域住民や福祉関係者の意識や行動がどのように変化したか、WEBサイトが地域福祉や地域づくりにどのように貢献したかなどをアンケートツール等を持ちいて定性的に評価することができます。

WEBサイトの改善や改善策を継続的に行う

効果測定は一度だけで終わりではなく、継続的に行うことが重要です。効果測定の結果をもとに、WEBサイトの現状や課題を把握し、改善策や新たな施策を考えて実施することで、WEBサイトの品質や効果を高めることができます。また、効果測定の方法や指標も定期的に見直し、WEBサイトの目的や目標に合わせて最適化することが必要です。

参考資料

(1) 社協と社会福祉法人・福祉施設の連携・協働推進方策

(2) 地域における公益的な取組|厚生労働省

(3) どのように運営されているの?【社協ってなあに?】

(4) 地域コミュニティに関する研究会 報告書 – 総務省

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